先読みコラム一覧

》2010年10月01日
第23回「バイオベンチャーのしにせが新たな抗ガン機能を発見」

1987年筆者は『バイオベンチャー林原の挑戦』(ダイヤモンド社)という本を出した。ユニークな研究開発方針と経営戦略をまとめたものだが、わが国バイオベンチャーのはしりである林原生物化学研究所(岡山)が、生体がもつまったく新しいガン細胞攻撃の仕組みを発見、去る9月、大阪で開かれた第69回日本癌学会学術総会で発表され話題を呼んだ。その主役は2006年、林原生化研がみつけた臍帯血由来のT細胞で「HOZOT」(ホゾティ)と名付けられたもの。《つづきはこちら》

》2010年09月17日
第22回「近視株主に潰された米エンロンの忘れてならぬ大きな功績」

彗星の如く現れた米エンロン社が罵倒の渦の中に消え去ってから久しい。エンロンは負債を関連会社につけかえるなど巨額な粉飾決算が明るみに出て、株主、市場から糾弾されたが、これは四半期という短期間で企業の業績を評価する極めて近視眼的な株主や市場の圧力に屈した結果でもあった。株価は常に右上がり、時価総額を下げてはならない、という重圧が経営陣を粉飾に走らせた。《つづきはこちら》

》2010年09月06日
第21回「モンゴルの子どもに灯りを!―ボランタリーが生み出した高性能風力発電機」

1993年8月、モンゴル南部ゴビ地方。遊牧民ヤダムさんのパオでは大歓声が湧き起った。電球に灯がともったのである。「これで夜自由に本が読める」「つくろい物で誤って指に針を刺すこともない」一族7人の目には涙すら浮かんでいる。外では小さな風車が大草原の風を受けて勢いよく回っている。この風力発電機―実ははるか遠く、日本は宮崎県・都城から運ばれたものだ。《つづきはこちら》

》2010年08月17日
第20回「老舗から学べ!粉飾ベンチャー」

最近、新興市場に上場を果たしたベンチャー企業の中には目を疑う不正な経理操作が平然と意図的に行われ、“これが企業?”と唖然とさせられるケースが少なくない。上場前に提出した有価証券届出書にすら粉飾計上した売上高の数字が並ぶ。海外への莫大な架空売上げ、循環取引き、大企業とのねつ造取引き、見せかけ在庫など会計士の厳しい監査の目をもごまかす新手の“粉飾決算のデパート”の感すらある。 《つづきはこちら》

》2010年07月20日
第19回「偉大な『間』(ま)の重要性を発見した湯川博士」

先日30年来の知人から「間」(ま)についての手紙を頂いた。落語、歌舞伎などの古典芸能では「間」が重要視される。その「間」についての芸術観を語ったものだ。 ところでこの「間」に秘められている無限の可能性を理論的に予言、ノーベル賞まで受賞したのは湯川秀樹博士であった。ある意味では物理学上の“無法地帯”すら現出する「間」を逆手にとった。《つづきはこちら》

》2010年06月22日
第18回「共通の認識の上で語ろう『エネルギー密度』」

最近各地に出かけると電気自動車(EV)が話題になることが多い。今や世をあげての脱石油ブーム。エネルギー源として電池、バイオエタノール、風力、太陽光、原子力、地熱などが新たな脚光を浴びている。 だがこのブーム、足元も見ずにただ浮かれているだけで済むものだろうか。そこに大きな落とし穴はないのだろうか。《つづきはこちら》

》2010年06月11日
第17回「今後世界の標準機器に!(株)ライフの口腔水分計に製造販売承認」

6月はじめ、(株)ライフ(越谷市)の古川誠社長からプロアクティブな連絡が届いた。同社が開発していた口腔水分計(製品名「ムーカス」)が厚生労働省より薬事法にもとづく医療機器製造販売の承認を受けた。同製品は先端のセンサー部を舌の上など口腔内の所要部分に押し当てることによって、瞬時(約2秒)で水分率が計測、表示されるというもの。《つづきはこちら》

》2010年05月07日
第16回「もっともなEVに関する御質問」

電気自動車(EV,プラグインハイブリッド車も含む)についていろいろ質問を頂いた。例えば、「なぜ急速充電でも2~30分待たなければならないのか」といった問題である。日産自動車のEV「リーフ」は24kwhのリチウムイオン電池を積んでいる。「それなら290kwの電力を注入すれば計算上は5分で充電できるはず。不足分をみても10分で済む」という意見である。ちなみに家庭用の100V電源では満充電に16時間かかる。なぜか。 《つづきはこちら》

》2010年04月22日
第15回「9300対200が示唆するもの」

米シリコン・バレー発のベンチャーが開発した超高性能電気自動車「テスラ」がいよいよ我が国でも販売されるという。価格は約10万ドルと高価で富裕層狙いだそうだ。だがこれは電気自動車(EV)に全般的にいえることだが、既存のガソリン自動車を代替して爆発的に売れるだろうか?最大の問題点は燃料タンク容量、つまり満タンにしての航続距離である。《つづきはこちら》

》2010年03月29日
第14回「VEC『2009年度ベンチャービジネスに関する年次報告』の周辺を眺める」

VECがこのほどまとめた『2009年度ベンチャービジネスに関する年次報告』(2010.1)によると、2009年の日本での新興市場でのIPO数はわずか19社にとどまったという。《つづきはこちら》