先読みコラム一覧

》2011年11月04日
第73回
「内部被曝⑪ 本コラム欄を閲覧した方から寄せられる貴重な感想‐再臨界あった?」

今回は、このコラム欄のビジターがどのような印象を受けたのか、さまざまな感想が寄せられる中で、福島県須賀川市出身のT大学1年生、渡辺光さんからの一文を紹介させて頂こう。同市は今も空間線量1マイクロシーベルト/時前後、土壌からは1kgあたり最大2,200ベクレルの放射性セシウム汚染が記録されている場所である。 《つづきはこちら》

》2011年10月28日
第72回「内部被曝⑩ 1年は8760時間‐1時間3.8マイクロシーベルトが限度」

東京・世田谷区の放射線量を調べていた地元の人たちが弦巻5丁目11番地で思いもよらぬ高線量地を見つけた。2011年10月10日のことである。専門家が調べてみると、ある民家の塀のそば高さ1mで3.35マイクロシーベルト。さらに奥を調べると何と18マイクロシーベルト。これは通常の線量ではない。 《つづきはこちら》

》2011年10月21日
第71回
「内部被曝⑨ セシウム137汚染土壌の“減容”がカギ握る‐水道水から除染の可能性も」

これまで放射性物質による汚染土壌などの削り取り除染について眺めてきたが、はぎ取った膨大な量の高濃度汚染部分土壌をどこにどう処分するのかという新たな問題が生ずる。 《つづきはこちら》

》2011年10月14日
第70回
「内部被曝⑧ 土壌、水田、焼却灰、側溝泥、落ち葉と広がる一方の放射性物質汚染」

地表の土壌、水田、側溝、落ち葉などに吸着、堆積した放射性物質を除去することは、周辺の空間の放射線量を下げるばかりでなく、土壌などが乾燥、微粉化して空中に浮遊、それを吸い込むことによって発生する内部被曝源を防ぎ、さらには畑、水田などで栽培した野菜や穀類、牧草などへの放射性物質の取り込みを防ぎ、また家畜類への放射性物質の移行を防ぐという重大な意味をもっている。地下水の汚染も無視できない。内部被曝から身を守るには、まず被曝源となる放射性物質を摂取しないことが自衛上最も重要である。 《つづきはこちら》

》2011年10月07日
第69回「内部被曝⑦ 除染薬投与は年間20ミリシーベルト以上?‐懸念されるいんちきサプリメントの急増」

原発事故の初期などに大量に放出される半減期の短いヨウ素131に関しては、甲状腺に選択的に取り込まれるのをブロックするため、あらかじめ甲状腺を一般のヨウ素で飽和状態にしておくという作戦がとられる。そのための薬剤が「ヨウ化カリウム」である。「安定ヨウ素剤」とも呼ばれる。 《つづきはこちら》

》2011年09月30日
第68回
「内部被曝⑥ 科学的に除染効果が実証されている薬‐プルシアンブルーにDTPA」

セシウム137(これは137とは限らない)については、セシウム137を誤飲した事件に対して「プルシアンブルー」を投与して良好な結果を収めた例(ブラジルのゴイアニア事件)がある。プルシアンブルーは青い顔料(色素)で、毒性はほとんどなく、消化管から吸収されない。イオン交換の作用があり、経口的に投与(1日1グラムを3回)すると、セシウム137が消化管から吸収されるのを阻止できる。出てきた青い便は放射性廃棄物扱いとなるので要注意。 《つづきはこちら》

》2011年09月22日
第67回
「内部被曝⑤ 体内放射性物質の除染は可能か?‐露の除染薬「クロロサン」とは何?」

1986年のチェルノブイリ原発事故では、13万5000人の避難者を含め1000万人以上に放射性物質による汚染被害が出たとされる。《つづきはこちら》

》2011年09月16日
第66回
「内部被曝④ 環境からの放射性物質の除染‐「ファイト」・「バイオ」レメディエーション」

前回「チチタケ」(チタケともいう)のセシウム137汚染について触れたが、キノコは特異的に放射性物質を濃縮する点で注意を要する。 《つづきはこちら》

》2011年09月09日
第65回「内部被曝③ ウクライナいまでも食卓に載る11.6万ベクレルのキノコ‐内部汚染最高3億ベクレル」

体内に入った放射性核種の落ち着き先については本欄第58回で述べた。《つづきはこちら》

》2011年09月02日
第64回「内部被曝② 外部被曝と決定的に異なる‐セシウムあらば必ずストロンチウム(検出困難)あり」

内部被曝を考える上で外部被曝と根本的に異なる7つの重要な視点、ポイント。 《つづきはこちら》