第一部  IX 公開後の株価

 このため公開申請年度における公開申請のタイミングは、この四半期ディスクロージャーと業績見通し、競合銘柄の上場時期なども総合的に勘案して決定しなくてはならない。

 例えば、2003年3月期を直前決算期として公開しようとする3月決算会社の場合。

 四半期決算の開示義務がある市場では、3月の本決算に加え、6月、9月、12月決算の開示が求められる。下図(業績は全て四半期ベース)のような場合、四半期の業績をみながら公開申請を行わないと、公開のタイミングによっては、四半期業績が株価にマイナスに作用するであろう。

 仮に9月に公開しようとすると、公開直後に発表される9月の四半期業績の低下傾向が、株価を下げる要因になるであろう。9月が近づく時点で9月四半期の実績が把握できるであろうから、下表のような12月以降に業績の上昇見込み予測が立つようであれば、12月頃に公開時期を延期すべきである。

<四半期業績の見通し例>

 

2003/3

2003/6

2003/9

2003/12

2004/3

2004/6

売上高

200

400

100

300

350

450

経常利益

20

40

0

40

45

40

当期利益

10

20

0

20

22

20

 

(注)四半期は4ヵ月、中間は6ヵ月、本決算は12ヵ月の業績

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