VECは、八丁堀から水天宮近くに移転、2月15日から新オフィス(東京都中央区日本橋蛎殻町1-16-8 TEL:03-5640-3155)での業務を開始した。以前の八丁堀は銭形平次親分で巷間に知られているが、著名な謎の浮世絵師、写楽が住んでいたことはほとんどと知られていない。
この写楽ほど謎に満ちた人物はそうザラにいない。どこからか彗星の如く現われ、わずか1年弱でいずれかへと消え去った。寛政6年(1794年)春から翌年正月にかけて、役者絵、相撲絵など140点あまりを矢継ぎ早に板行、その特殊な色使いと凄みのあるリアルなタッチで世間を驚かした。
写楽が開発した雪母を粉状にして用いた実にきらびやかな背景は見る人の心を把み、あっという間に大人気の浮世師の地位を確立した。ところが、それも束の間。この著名絵師は消え去るのもあっという間だった。
写楽とは一体何者?それ以来懸命の写楽探しが始まった。幕末の1844年、やっとその正体に迫る考証成果がある学者によって発表された。それによると、写楽の素顔は、阿波藩の能役者、斉藤十郎兵衛で八丁堀の住人とされた。
この説の裏付けが平成9年(1997年)、埼玉・熊谷市にある法光院というお寺で発見された。江戸八丁堀に住む阿波藩の斉藤十郎兵衛なる者が文政3年(1820年)58歳で死去という記録が過去帳に残されていたのである。
ところで、写楽・十郎兵衛は何故大人気の浮世師の地位を獲得しながら忽然と消え去ったのであろうか?ここにもうひとつの謎が残る。写楽はベンチャーとして浮世絵ビジネスの立ち上げを目指しながら、将来が見えず不安定な絵師稼業を棄て、安定したお抱えの生涯を選んだと考える人も少なくない。ベンチャー企業は、経営の先行きに赤信号がともった場合、傷口を深める前に撤退の決断も重要とされる。しかし、それにしても・・・・・
(多摩大学名誉教授 那野比古)
ベンチャー企業など何か新しい事業をスタートさせる場合、新たなリスク回避策として、なるべく早くHP(ホームページ)を立ち上げる必要がある。軌道に乗り、当該企業が生み出す製品・サービスの知名度向上を図ろうとし始めた段階になってのHP立ち上げは、サイバースクワッピングによるとんでもない妨害を被るリスクがある。それはHPのドメイン名(通称アドレス)は、特許と同じく先願主義に基づくことに起因する。同一ドメイン名を先に登録されてしまう危険性があるのだ。
サイバースクワッピングは、同一ドメイン名のサイトを先に立ち上げることによって、企業名や製品・サービス名をかたった不正なビジネスを展開したり、悪質なサイトにユーザーを誘導したり、企業や製品・サービスの信用を破壊するといった行為をいう。時には高額でドメイン名を買い取らせるといった行動に出る。しかし、悪意のない同一ドメイン名の取得とされた場合には、対抗する手段がない。企業や製品・サービスが著名であり、ブランドとなっている場合でも例外ではない。商標権はドメイン名をカバーしない。そのいい例が、世界的に著名なイタリアの超高級車メーカー、アルファロメオ事件である。
この事件は、ALFAROMEO.jp、ALFALOMEO.co.jpというドメイン名を先取されてしまったもので、アルファロメオ側は、登録商標であることを理由にそのドメイン名の自社への移転を求めた。これに対して、日本知的所有権仲裁センター(JIPAC)は、既登録人が、このドメイン名を不正な目的に使用しているとはいえないとして移転を認めない判断を下している。不正使用の立証責任は異議申し立て側にある。既登録人が「アルファロメオの大ファンだから・・・」と言われてしまえばそれでおしまい。しかし、まぎらわしいドメイン名の存在は決してプラスに働くものではない。HP戦略にはくれぐれも注意をお願いする。
(多摩大学名誉教授 那野比古)
今年のIPOは19社と異例の低い水準で終わった。新規上場の株価も初値が公募価格を割り込むものも少なくなかった。新興株式市場も多くが低迷。・・・
11月初め、東京で東京国際航空宇宙産業展が開催された。参加したのは286の企業、団体。ここで非常に注目されたのは、さまざまな地域の中小企業グループが航空産業への進出を真剣に考え始めた点である。
最近のエコ・ブームで、バイクを電気モーター駆動にしたいというビジネスが脚光が浴びている。何せ燃費がガソリンに比べて10数分の1になるというのは魅力だ。ガソリン・エンジンの部分をモーター・ユニットに取り替えることが出来たら、巨大なニュー・ビジネスが拓ける・・・
最近になって、地域の住民、市民が金を出し合って、ベンチャー企業、なかんずく環境関連ビジネスを応援しようという動きが高まっている。「地域・市民ファンド」である。






